チャットボット開発 その3 最初の試作

はじめに

前回までは、主に Azure Bot Service 上でできることの調査でした。

今回は、とりあえず作るものを決めます。以下の項目を満たすものにしたいと思います。

  • 完璧を目指すと難しいが、それっぽい結果を出すだけなら簡単なもの
  • 作る過程で得られたものが再利用性が高いアセットになるもの

チャットボット開発の小話

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三連休の最終日の日曜、午前9時過ぎ。
F氏は趣味で作っているチャットボットにどんな機能を実装するか悩んでいた。
「うーん、ニュースを毎日教えてくれたら便利かな~。エンタメ系の機能なら俳句を詠むと面白いかも。」
「ただ、どれも世の中に既に良いものがあるんだよな。」
いつまでも良いアイデアが浮かばないことに焦っていた。
一度思考をリセットしようと朝食を食べつつテレビを見ていると、ハッと閃いた。
「そうだ!合体すればいいんだ。」
こうしてニュースを575の文章にするチャットボットができたのだった。

これは半分冗談なんですが、まあこれくらい何を作ろうか悩みました。

悩んだ結果、物語の生成に興味があったので、こんな小話を生成するボットができたら面白いなと思いつきました。(ボットである必要性は微妙ですが……)

小話生成ボット試作

試しに作った小話を生成するボットがこちらです。

やっていることは、テンプレートの文章に対して、キーワードを埋め込んでいるだけです。キーワードは「ニュース」や「ダジャレ」の部分が11種類あって、それらから組み合わせ可能なものを選んでくるという処理をしています。なるだけローコストで作れるように工夫はしましたが、それでもものすごく作りこみをしているので、たくさん作ることはできません。

当面は、もっと簡単な小話を量産できるものにしていこうと思います。

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